バリアフリー2017に出展します

17.04.11
出展

武庫川女子大学と弊社の共同開発した児童介護用下着を「バリアフリー2017」に出展

 ガロー株式会社(所在地:大阪市中央区、代表:堀田泰弘)は、武庫川女子大学 生活環境学部 情報メディア学科 大森いさみゼミ(*1)と 共同開発した病気や障がいのある児童が着脱しやすい下着を、4月20日(木)から22日(土)にインテックス大阪で開催される「バリアフリー2017」 (*2)に出展します。同時にインターネット販売を開始し、介護業界に向けて広くPRします。
 弊社と武庫川女子大学大森いさみゼミの学生は、近畿経済産業局主催の産学協働プロジェクト 「Ai-SPEC(アイスペック)」(*3) に参加・マッチングされた ことを契機に、2016年6月より共同開発を進めてきました。同社は障がい児の保護者からの要望を受け、児童用の介護下着の提供を企画していましたが、製品開発に あたって、児童介護の現場で求められている製品特性の把握に課題を抱えていました。そこで、大森いさみゼミの学生がアンケート調査や養護学校での保護者や 施設職員へのヒアリング調査をした結果、以下の四つのニーズが明らかになりました。

・ 購入しやすい価格帯であってほしい。
・ 7歳以上の児童が着られる大きいサイズの、前開きのロンパース(つなぎ服)がほしい。
・ 障がい児用の下着は、障がいがあっても着せやすいように伸縮性があり、肌にも負担が少ない素材にしてほしい。
・ 気管切開している児童が外出時に喉元を隠せる、大きいサイズのかわいいスタイ(よだれかけ)がほしい。

 以上の調査に基づいた製品企画は、「Ai-SPEC」に参加した23チーム(10大学、21企業)の中で優勝し、開発に至りました。開発したロンパースとスタイを 「バリアフリー2017」に出展し、展示会の始まる4月20日より弊社の介護下着専門オンラインショップで販売を開始します。
かわいい介護下着: http://kawaii-kaigo.garo-net.co.jp/

 今回の協働を機に、今後一層、利用者の声を反映した、障がい児・その保護者の直面する課題の解決に寄与する製品の開発を大学と企業とで連携し進めて参ります。

■ 製品概要

■ 注釈
*1 「武庫川女子大学 生活環境学部 情報メディア学科 大森いさみゼミ」は、各種賞・コンテストへ応募・参加する実践型授業を展開し、過去にも多くの受賞者を輩出しているゼミです。
http://www.mukogawa-u.ac.jp/~hi/kenkyu_introduction/ohmori.html
*2 「バリアフリー2017」は、今年で23回目の開催を迎えた、西日本最大級の介護・福祉の総合展です。
https://www.tvoe.co.jp/bmk/
*3 「Ai-SPEC」は、学生が中小企業の経営課題の解決に向けて取り組み、その成果を若者目線で広く発信することにより相互理解を 深めることを目的とし、近畿経済産業局が平成28年度より実施している産学協働プロジェクトです。
http://www.kansai.meti.go.jp/2sangyokikaku/koyou/jinzaikakuho/ai-spec.html